実行段階の泥臭いところを、伴走してくれるプロフェッショナル人材を求めて

実行段階の泥臭いところを、伴走してくれるプロフェッショナル人材を求めて

"この人と一緒に仕事をしたい"と直感

株式会社SUBARU 国内営業本部 マーケティング推進部 宣伝課 課長(兼)
ビジネスイノベーション部 カスタマーエクスペリエンスグループ主査 安室 敦史 氏


株式会社SUBARU(以下、SUBARU)は、中島飛行機を前身とするものづくり企業です。事業の95%以上を自動車が占め、SUVおよびスポーツモデルを中心とした商品ラインアップは「スバリスト」と呼ばれるファンから熱烈に支持されています。

同社で国内営業本部マーケティング推進宣伝課長とビジネスイノベーション部CXグループ主査を兼務する安室敦史氏は、「これまでのSUBARUは、いわゆる"走り屋"のイメージで見られて、主に男性に支持される傾向にありました。スポーティで印象は良いのですが、ファミリーへの訴求が課題でした。しかし一方で、安心・安全をかなえる技術に大きく投資している事実があります。そのために、マーケティングも一新して"子どもができたから車はSUBARUにしよう"と思ってもらえる存在になりたいと考えています」と話します。

アフターコロナで気軽にショウルームに訪問してもらえる環境が回復したいま、SUBARUは業績のV字改革を命題にマーケティングにも大きなプレッシャーが課されています。新たなメッセージを浸透させ、ファネルの入り口となる広告宣伝活動を最適化するために、安室氏のチームは奮闘しています。

とはいえ、ジョブローテーション制で社員はさまざまな部門を異動するため、経験の浅いメンバーが多く、膨大な仕事量を的確にこなす体制を組むことは困難でした。広告の中心はテレビCMです。

「この分野のプロフェッショナルに支援してもらうことで、目標をやりきれる体制づくりをしたい」と考え、「ノバセル プロフェッショナル」を活用することになりました。ノバセル プロフェッショナルは、テレビCMにかかわる広告代理店の管理および評価、広告運用をサポートする伴走コンサルティングサービスです。

「マーケティング業界内でも知られた優秀な方々に、実行段階を支援していただけるサービスとして契約しました。一緒に伴走してもらう中で人材が育ってくれることも期待しました。"この人と一緒に仕事をしたい"という自分自身の直感に賭けました」。

検索リフト、1件当たり単価、来場者数などすべての指標が上向く

2023年4月のサービス開始後、結果はすぐに数値に表れました。効果の高いスポットCMを分析し、広告出稿を最適化した結果、検索リフトが過去CM比で最大14.5倍、1件当たりの検索単価を半分に下げることにも成功しました。同時にショールームへの新規来場者数も全体で毎週110~140%増えており、テレビCMが顧客に訴求する礎となったことが見て取れます。(図参照) 

「ただ、目標はもっと高いもので......(笑)。ファネルがつながり、盤石になってきたなと実感できたのは、9月に新型SUVのLEVORG LAYBACKが出たタイミングですかね。SUBARU=安全というイメージが浸透しつつあり、すばらしい商品があり、営業部門もがんばるという図式です。」

テレビ局との折衝や広告代理店とのやり取り、視聴者の反応分析など、チームの業務は多岐にわたります。それぞれに専門的なスキルが必要で、手間をかければかけるほど効果が出るため、工数もかかります。

この"泥くさく地道な"部分を、ノバセルのプロフェッショナル人材がサポートしています。安室氏は、「すばらしい人たちと仕事をすることができ、社内の人材も育ってきました。将来の目標は掲げていません。とにかく、今年度をやり切ること。チーム全員で、数字を達成することをめざして、これからもノバセルさんの力を借りながら、愚直に進んでいきます」と話してくれました。

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