定量的な結果を元に事業の意思決定を実現! ノビシロで実現した高速仮説検証
中野製薬株式会社様
中野製薬株式会社の事業内容
――まず、皆様の業務内容及びご担当を教えていただけますでしょうか。
中野:中野製薬株式会社 マーケティング本部長の中野と申します。弊社はヘアケア用品を中心とした化粧品・医薬部外品の製造と販売を行っています。事業の中心は美容室を顧客としたプロフェッショナル事業です。
その中で私は、商品開発やプロモーションを始めとした、マーケティングに従事しています。マーケティングに関連することのほとんどに関わっていますね。
藤井:同じく、中野製薬株式会社の藤井と申します。マーケティング本部の設計デザインに所属しています。業務としては弊社製品のキービジュアルの設計やキャッチコピー制作を行っています。
中野:7月にB2Cブランドであるナカノスタイリングタントからスタイリングの新商品をリリースいたしました。この商品キャッチコピーの検討の際にも、ノビシロを活用しました。
「本当にこれって正しいんだっけ?」企画の悩み
――ノビシロの利用のきっかけを教えてください。
中野:2022年に参加した、B2B AGENDAというイベントでノバセル様を知ったことがきっかけです。その時にノビシロについてもご紹介いただいて、非常に興味がわきました。
弊社は事業の特性・展開製品上、美容師様へのインタビューは定期的に実施しているのですが、定量調査となると一気にハードルが高く、なかなか予算をかける文化がありませんでした。
その為、私が意思決定をする際に「本当にこれってOK出していいのか」と不安になることがありました。決定する上でのエビデンスが欲しいな、と。
なので、正にノビシロは低コストでいち早く結果が出るということだったので、ぜひ使ってみたい!と思いました。
ノビシロ結果をもとにチームでキャッチコピーを分析
――先ほどお話にありました、キャッチコピー決定でのノビシロ活用時のことを教えてください。
藤井:はい、実際にわたしが設問を作成して実施しました。企画で上がった5種類のキャッチコピーを比較する調査を実施しました。
藤井:回答結果は分散したのですが、チームの5名で実際の結果を元に議論を建設的に行えました。クロス集計で支持されたキャッチコピーの傾向も確認をし、結果的には擬音語を少し変更した形でキャッチコピーを完成できました。
結果のスピードに満足・ノビシロの価値
―― 実際に使ってみての感想を教えてください。
藤井:結果の速さには驚きましたね。前職では製品開発の際に調査会社への調査依頼をよくしていたこともあり、「調査は時間がかかる」という常識を覆させられました。
―― ノビシロを今後どのように活用するご予定でしょうか。
中野:はい、TANTOの事例のように、キャッチコピーやクリエイティブの仮説検証では引き続き、活用をする予定です。定量調査の文化がなかったからこそ、クイックに低コストでできるのはとてもありがたいです。
また、弊社は定期的に美容師様へのご提案資料の中に、季節に応じた髪の悩み等の傾向を入れているのですが、こちらはこれまで「通説」の内容を盛り込んでいました。
ノビシロでは実際の市場の声を元にした結果が取れるので、こういった定期的に取得したいデータでもぜひ活用していきたいですね。
―― どのような企業がノビシロ利用に向いていると思いますか。
中野:調査文化やマーケティング費を調査に配分する余裕のない中小企業に向いていると思います。低コスト且つスピーディーに市場の声が得られるので、「これって本当に正しいのか」が不安になった際、ノビシロを事業の意思決定の要素として活用するのがおすすめです。